コロナウイルスの影響で生活環境がガラッと変わり半年近くが経った今日この頃…
- 仕事は「在宅ワーク」や「テレワーク」が主流に
- プライベートでは直接会えない代わりに「Zoom飲み」や「ビデオ通話」「オンライン帰省」etc
- 1人の時間の「おうちで動画視聴」が増えた
など完全ウェブ主導の時代に突入しましたが、みなさんWiFi環境ってどうしています?
「安定性重視で自宅に光回線引いたよ」
「ファミレスのフリーWiFi使ってます」
という人もいると思いますが、やっぱり一番人気は定番の「モバイルWiFiルーター」でしょう♪
「モバイル」というだけあって屋内に限らずどこでも仕事場になるというロマンもありますし、容量無制限なので通信制限を気にせず動画も見放題なのでストレスフリー♪
光回線などと違って工事もないので電源を入れれば使える簡単さもいいですよね♪
工事なしで最短即日で使える!届いたら電源入れれば使えるので準備は不要
持ち運べる!家や屋内に限らず公園のベンチでも電車の中でも繋がれば使えるのは便利
無制限で使える!最近のモバイルルーターやWiMAXは基本的に無制限なので容量を気にする必要なし!
もちろん自分も使っていますが、「どこでも使える」「無制限で使える」と、本当に世界が変わりますね♪
極端な例ですが憧れの浜辺PCワークも可能といえば可能♪
また「通信制限になることを気にしなくていい」というのも精神的にもかなり安心感があります。
このページのもくじです♪
今モバイルWiFiルーター選びに注意!現在は「ギガの取り合い」で実は無制限ではない事も!
一口に「モバイルWiFiルーター」と言っても実は種類が多く、利用回線、端末の種類、料金、契約期間、通信速度、安定性、制限時の速度… などかなり煩雑です。
呼び名に関してはかなり紛らわしいので、この辺で一度統一しておきました↓
このページではこれらの持ち運びできるルーターを総称して「モバイルWiFiルーター」としていますが、大きく「WiMAX2+回線を利用する”WiMAX”」か「キャリア回線を利用する”モバイルWiFi”」かの2つに分類できます。
また、よく「ポケットWiFi」などとも呼びますが、「ポケットWiFi」はワイモバイル社の商品名なので、正確にはモバイルWiFiの中の1つです。(本当に名前が紛らわしい)
一度でも探したことがある人なら分かると思いますが、色んな会社名があって正直迷ってしまいますよね。
特にモバイルWiFiは、2019年から複数のキャリア回線を組み合わせて使える「クラウドWiFi」という分類も登場し、一気に通信会社が増えて正直把握しきれません 笑
料金以外にも「契約年数」「無制限なのか大容量なのか」「通信制限時の速度や条件」など各社差別化を図ろうとするのでかなりバラバラです。
そしてコロナ下でポケットWiFiルーター業界に起こった大きな変化があります…
コロナのギガ需要の激増で現在モバイルルーター業界はギガ不足に…「無制限」でも裏ではギリギリの容量のやり繰りをしている会社も…
皆さんご存じの通り、現在コロナ対策で「リモートワーク」や「ビデオ通話」「動画視聴やオンラインショッピング」など、多くの人がウェブ環境を酷使している状態です。
事実、民間調査によると自粛期間中の4~5月には通信量は前年比150%にまで増加しています。
緊急事態宣言の発令などで外出自粛が広がった4~5月は、民間調査で前年水準に比べ5割以上のデータトラフィック(通信量)の増加がみられた。企業のテレワークの拡大や巣ごもり消費の増加が通信量を押し上げた。
意外と意識しないですが、ギガ(通信容量)も有限な資源ですからね。
そして現在みんなが同じように大量にギガを使うようになったので、現在WiFi業界全体で「ギガ不足」になっているってご存じですか?
WiFi業界の現状:急激なギガ消費に残容量がパンク状態に
今まさに「水不足ならぬギガ不足」になっており、各社「無制限」と謳っていても実際には予想外の「急激に利用者が増加」+「平均通信量も増加」で残容量がパンク気味になっている会社が多いです。
事実、コロナで自粛開始&テレワーク推奨にシフトし出した4月以降、多くの通信会社がギガ不足で「無制限プラン」のサービスが回らなくなったり、受けきれず新規申込をストップしたりしており、そもそも端末の在庫が追い付かなかったり…
コロナ以降需要は増しているものの、供給が追い付いておらず、業界として現在かなりの「激動」と言っていい状況です。
「どんふぁい」もパンク⇒苦肉の策「月25GB制限」で炎上⇒行政指導まで
特にこの事が表になり話題になったのがクラウドWiFiサービスでも最高峰の知名度の「どんなときもWiFi」の問題でしょう。
「どんなときもWiFi」は無制限で使えるクラウドWiFiを売りにしていましたが、2020年春以降に急激にユーザーが増えてしまったことで「無制限」が実現困難になりました。
そこで苦肉の策として月間容量制限(上限25GB)などを設定せざるを得なくなり、後から苦情などで問題となり総務省から「電気通信事業法」行政指導を受け、現在サービス停止しています。
ビジネス利用なら月25GBはほぼ超過するでしょうし、制限時の速度は128kbpsと使い物にならない通信速度なので苦情が来るのは必至でしょう。そもそもコロナでここまで一気にビジネス利用者が急増するなんて想定外でしょうし。
そんな背景があり、現在多くのモバイルWiFi会社が「無制限プランの終了」や「新規受付の終了」などに動いており、「間借りしている回線容量」と「契約者の利用量」とのバランスをとるのにギリギリのやり取りをしているところが多いです。
実は自分も苦い失敗が… モバイルWiFi不安定で違約金払って乗り換え(´;ω;`)
実は自分も3月までソフトバンク回線のポケットWiFiを使っていたのですが、仕事のZoom会議時に不安定で落ちたり声が飛んだり、夜の時間帯に速度低下したりと結構ストレスがあり、1万円以上の違約金を払って解約し、現在はWiMAXを使っているという経緯があります。
※実は冒頭の写真は、解約済のポケットWiFiと新たに契約したWiMAXを並べた時のものだったんですね↓
なぜWiMAXに乗り換えたかというと、反省を踏まえて以下の選定基準に至りました↓
モバイルWiFiルーター選び方!無制限がないからこその制限時の速度が重要!
痛い失敗を経た僕が考える「モバイルWiFiルーターを選ぶ際の2箇条」が以下です↓
➀ 実際の通信速度・安定性が高い
➁ 制限時の速度
自分で両方を使った感想として、通信品質に関する➀➁両方で、圧倒的にWiMAXの安定感が優れていました。
順番に見ていきましょう↓
選び方➀:実際の通信速度・安定性で比較してみた
最近ではテレワークでZoomやSkype、MicrosoftのTeamsなどでテレビ会議に使う人が多いと思いますが、この環境で重要になってくるのが「通信速度と安定性」でしょう。
特にこのようなウェブ会議で打ち合わせを頻繁に行っている人は分かると思いますが、モバイルルータによっては「途中で回線落ち」や「一瞬途切れて聞き取れない」なんてことも頻繁に起こります。
ほぼ全てのWiFiルーターがこの「通信速度」はクリアしているのですが、安定性に関しては別です。
というのも各社の通信速度の公式発表の数字は「ベストエフォート」=最も条件が良いときに出る瞬間風速のような速度を公式発表しているため、実際に僕たちが使っている時の実測でそこまで出る事は稀だからです。
実際に通信回線の速度を測ってみたよ:WiMAXの方が速いし快適
実際にWiMAXの「WiMAX2+回線」とNEXTモバイルという「ポケットWiFi(SoftBank回線)」の通信速度を実測比較していますが、以下のように場所や時間帯によってかなりバラツキがありました↓
速度比較 | WiMAX (WiMAX2+回線) | NEXTモバイル (SoftBank回線) |
品川周辺の屋外 | 35.0 Mbps | 8.7 Mbps |
品川周辺のファミレス2F(ガラス) | 25.0 Mbps | 4.3 Mbps |
品川周辺 壁の厚いコワーキングスペース(1F)屋内 | 11.0 Mbps | 12.0 Mbps |
ねこ君
全然回線スピードが違いますね
もちろん場所や時期(その時間の利用者数や回線の増強具合)によってかなり変化はするものの、それぞれ何カ月も毎日使ってみても両者には速度&安定感共に結構な差があり、WiMAXの方が圧倒的に快適に感じました。(通信が不安定になる回数が激減した印象)
➁ 制限時の通信速度に天地の差!制限されても緩いWiMAXが圧勝
そして個人的に決め手だったのが「制限時の通信速度」です。
「通信制限」と聞くと全くページが読み込まれないレベルの遅さをイメージする人が多いと思いますが、制限時の速度と条件はWiMAXとキャリア回線で大きく異なります↓
種類 | 制限時の通信速度 |
➀ WiMAX (3日間で10GB制限) | 1.0Mbps前後 (翌日18時~翌2時のみ) |
➁ モバイルWiFiルーター (Y!mobile回線) | 1.0Mbps前後 (翌日18時~翌1時のみ) |
➂ モバイルWiFiルーター (ドコモauSoftBank回線) | 128kbps(約0.1Mbps) (翌月までずっと) |
通信制限時の速度ですが、WiMAXやY!mobileルーターは夜の時間のみ制限が掛かり、制限時の速度も1Mbps(ギリギリYouTube標準画質が見れるか見れないかくらいの速度)が出ます。
対して3キャリア回線を使うWiFiルーターの速度制限時は128kbps(約0.1Mbps)と、皆さんご存じのYahooトップページすら表示が遅いあの状態になり、制限も月末までずっと… つまり「翌月まで使い物にならない状態」という事です。
WiMAXには「3日間で10GBまで」という比較的余裕のある縛り条件はありますが、オーバーしても制限がかかるのは夜の時間帯のみ&制限速度も1Mbps前後出るので、制限時でも普通に使えます。ウェブ会議でもZoomの画面共有や音声までなら何とかできるでしょう。
そしてこの緩い通信制限自体も「直近3日間の利用合計が10GB以上」の時しかかからないので、月末で遅いという事もありません。
実際に僕もこのWiMAXの「3日間10GB制限」に何度か引っ掛かりましたが、「夜の時間に少し遅くなるかな」程度でそんなに困ることもありません。
同じ「速度制限」でも条件と制限時の速度でWiMAXとモバイルWiFiにはかなり差が出ていると思いますし、この点がWiMAXに乗り換えて一番満足な点でもあります。
ここまでをまとめると以下です↓
通信速度は屋内・屋外共にWiMAXの方が速いケースがほとんど
通信制限時の速度と条件がWiMAXの方が遥かに緩い!(ここ重要)
偶然にも「WiMAX」と「ポケットWiFi」を長期間利用して使い心地を比較する機会があって気付いたのですが、モバイルWiFiルーター選びでここまで快適さが変わるとは思っていませんでした。
もし現在
モバイルルーターを契約しようか検討中
今使っているモバイルWiFiルーターに不満
という人であれば、WiMAXの方を強くお勧めしたいですね♪